山手歯科クリニックです。
今回は、ワイヤー式歯列矯正とマウスピース型歯列矯正の主要な特徴とそれぞれの違いについて解説いたします。
1:ワイヤー式歯列矯正
ワイヤー式歯列矯正では、歯の表面に小さな装置、通称ブラケットを固定し、これらとワイヤーを組み合わせて歯を動かし、理想的な位置へと矯正します。
装置が表面に取り付けられる場合を表側矯正、逆に歯の裏側に装置が取り付けられる場合を舌側矯正(あるいは裏側矯正)と称します。舌側矯正の大きなメリットは、装置が外からはほとんど見えない点です。
【長所】
・広範囲な症例に適応可能
・多くの歯科医院で提供されている
・患者自身が装置を取り外す必要がない
【短所】
・ワイヤーや装置が目立つ
・ワイヤーが口腔内を傷つける可能性がある
・装着直後から数日間、違和感や痛みを感じることがある
・装置が歯磨きを難しくするため、口臭や歯周病、虫歯のリスクが増える
・粘度が高い食物によって装置が外れる可能性がある
2:マウスピース型歯列矯正
マウスピース型歯列矯正の中でも、「インビザライン矯正」は現在主流の方法です。透明で薄いマウスピースを一日20時間程度装着し、歯列を矯正します。マウスピースは約14日ごとに新しいものに交換します。
【長所】
・透明なマウスピースが目立たない
・金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がない
・ワイヤーがないため、口腔内を傷つけるリスクが低い
・装置を取り外すことができるため、歯磨きが容易
・違和感が強い場合には、装置を取り外すことが可能
・ワイヤー式矯正と比較して、痛みが少ない
【短所】
・全ての症例に対応できない
・インビザライン矯正が可能な歯科医院は限られている(インビザライン専門医の資格が必要なため)
・十分な装着時間が確保されないと矯正効果が低下する
・自分でマウスピースのメンテナンスを行う必要がある
以上の情報が、選択の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
「大井町駅」から徒歩4分にある歯医者・歯科
『山手歯科クリニック』
東京都品川区東大井5丁目25−1 カーサ大井町 1F
TEL:03-5783-6480