山手歯科クリニックです。
本日は「保険診療の長所・短所」についてお話しします。
『保険診療の概要』
健康保険に加入すると、歯科医院を含む医療機関で「保険診療」を受けることができます。保険証を提示すると、治療費が7〜9割削減され、自己負担額は1〜3割になります。
『保険診療の長所』
出費が少なく済むことが最大のメリットです。日本は、歯科治療が安価で受けられる国の中でも高いレベルにあります。
また、全ての歯科医院で保険治療の価格が同じであるため、価格比較をする必要がありません。
『保険診療の範囲』
基本的に、保険が適用されるのは「最低限必要な治療」に限られます。悪化した箇所に対する最小限の治療であれば、基本的に保険が適用されます。
しかし、必要以上の治療、既存の状態よりも優れた治療、美容的な治療など、「問題がない治療」については原則的に保険は適用されません。
『保険診療の短所』
保険診療の目的は、「病的な状態から回復し、機能を回復させること」です。そのため、治療法や治療に使用される器具なども規定されています。したがって、最適な治療が提供されるとは限りません。
身体に負担の少ない材料（例えばセラミック）を使用できない場合や、美的な問題が生じやすい銀歯を選択しなければならない場合もあります。また、長期的な治療を受けにくかったり、最新の技術や機器を使用した治療を受けにくいという欠点もあります。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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