山手歯科クリニック大井町です。
今回は、舌苔ができる主な原因についてお伝えします。
【1】舌表面の凹凸が大きい
唾液には自浄作用があり、舌苔ができる前に原因となる物質の多くが洗い流されます。
しかし、舌表面が角質化し凹凸が大きくなると、食べ物の残りやすく蓄積し、自浄作用が十分に機能しなくなることがあります。
【2】細菌の増殖
上皮細胞の残骸や食べかすに含まれるタンパク質は、細菌の栄養源になります。細菌が増えると、舌苔も増え、舌表面に蓄積しやすくなります。
【3】舌の筋力低下
舌の筋力が弱くなると、舌が下がり、上顎に十分に上がらなくなります。この状態では、唾液で舌が洗い流されたり、上顎とこすれたりすることが減少し、舌苔が付きやすくなります。
なお、口呼吸によって口が乾くことも、細菌の増殖を促す要因になります。
【4】抗生物質の影響
長期間ステロイド剤や抗生物質を使用している場合、口腔内の常在菌のバランスが変わり、黒い舌苔ができる可能性があります(黒毛舌)。
少しでも参考になれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございます。
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