こんにちは!山手歯科クリニックです。
突然ですが、もし体のどこかから出血していたらどうするでしょうか?転倒して腕や脚にけがをした場合、ほとんどの人はすぐに手当てをするか、医療機関を受診しますよね。出血をそのまま放置することはまずありません。
では、歯茎から出血しているとしたら…?
歯を磨くとき、歯茎から出血した経験はありませんか?実は歯茎には多数の毛細血管があるため、刺激を受けると簡単に出血することがあります。しかし、多くの人は歯磨き中の出血を深刻に受け止めず、「ちょっとしたこと」と見過ごしてしまいがちです。
実は、歯磨き中に歯茎からの出血がある場合、ただの刺激ではなく、原因が潜んでいることが少なくありません。本日は、歯ぐきからの出血について、その原因とリスクについて詳しく解説いたします。
実は危険な歯ぐきの出血
歯磨きの際にたまに歯茎から血が出ることがあっても、「いつものこと」と見過ごしてしまう方も多いかもしれません。しかし、歯茎から出血するということは、実は口内にトラブルが発生しているサインである可能性があります。
歯茎からの出血は歯周病のサインかも?
歯茎から血が出る場合、歯茎に炎症が起こっていることが考えられます。これは「歯肉炎」と呼ばれる状態で、放置すると進行して歯周病へと発展するリスクがあります。歯周病が進行すると、やがて歯を支える骨が溶けてしまい、歯がぐらつき始め、最悪の場合は歯を失うことにもつながります。
意外なことに、成人の約8割が何らかの歯周病の症状を抱えているとされていますが、自覚していない方も多く、定期的なチェックが必要です。
歯磨き中の出血は「健康なサイン」ではない
健康な歯ぐきであれば、適切なブラッシングをしても出血はほとんどありません。もし出血を感じた場合は、炎症や歯石の蓄積などが疑われます。特に歯石は自分では取り除けないため、専門的なクリーニングが必要です。
歯周病のリスクを予防するために
歯周病の予防には、日頃のセルフケアと定期的な歯科検診が欠かせません。歯磨き中に出血を感じたら、まず以下のような点に注意してみましょう。
- ブラッシングの見直し:正しいブラッシング方法を心がけ、歯と歯茎の境目を優しく磨くことが大切です。
- 歯間ブラシやフロスの活用:歯と歯の間にプラークが残りやすいため、歯間ブラシやフロスで隅々まで清潔に保ちましょう。
- 定期的な歯科検診:歯石の除去や口内のチェックは歯科医院で定期的に行いましょう。早期のケアが健康維持に繋がります。
まとめ
歯ぐきからの出血は「口内環境が乱れているサイン」として捉えることが重要です。もし出血が気になる場合は、歯肉炎や歯周病が進行する前に、山手歯科クリニックでの診察をおすすめいたします。健康な歯ぐきを保ち、長く快適な口腔環境を維持するためには、早めのケアが大切です。
少しでも参考になれば幸いです。本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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