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2022.09.09

親知らずに関するQ&A①

山手歯科クリニックです。
本日は親知らずに関するご質問にお答えしていきます。

 

Q:親知らずがもともとありません。問題はないでしょうか?

A:特に問題はありません。親知らずが4本ともない方や、1本だけない方などもいますが、いずれにしても歯列に悪影響を及ぼす可能性は非常に低いです。
ちなみに近年の歯科医院では、「親知らず=通常の歯ではない」と捉え、「人間の歯は全部で28本」とカウントするケースが多いです。

 

Q:なぜ親知らずが痛くなるのでしょうか?

 

A:口内の最奥部にあるからです。そのためきちんとブラッシングできていない人がとても多く、親知らず自体や、その近くの歯茎などにおいて細菌が増殖して、トラブルが発生しやすくなります。

<親知らずのトラブルは主に2種類>
1:親知らずの近くの歯肉が腫れる
2:親知らずそのものが虫歯になる

ではそれぞれについて解説していきます。

1:親知らずの近くの歯肉が腫れる

「1」のトラブルはかなり発生しやすいです。
そして歯科医院としては、「親知らずの周囲のクリーニング→薬の処方」で対応するケースが多いです。また、特別な治療をせずとも、7日程度で回復する場合がほとんどと言えます。

ただ、親知らずの付近の歯肉・歯茎の炎症が重度であり強く痛んでいたり、腫れた歯茎を噛むことが多かったりすると、なかなか治癒していかない可能性が高いです。このようなパターンにおいては、歯科医院で必要に応じて「適切な場所の歯肉・歯茎を焼く」と、スムーズに回復しやすくなります。

「歯茎を焼く」とはいっても麻酔を使用しますから、痛みは一切ありません。
ただし、麻酔が切れてからは歯茎が多少ピリピリするかもしれません(ですがそれ以上に痛くなることはまずありません)。

繰り返しになりますが、親知らずの付近が腫れたとしても7日くらいで改善する可能性が高いです。
ですが、要因である親知らずを放置していれば、高確率で再びトラブルが発生します。ですから根本的な解決をするためにも、親知らずを抜くことを検討しましょう。

2:親知らずそのものが虫歯になる

こちらは深刻です。
「虫歯で痛む=歯の神経が痛む」ということですから、放置していても改善することはありません。
そして「親知らずを抜く」か「歯の神経の除去」によって対処しなければなりません。

ただ、ほとんどの方は、「歯科医院に行く」という選択をする時点で、歯が強く痛んでいるものです。「歯が強く痛い=炎症も酷い」ですから、歯の治療時期としては遅すぎると言えます。
実際、歯肉や歯の炎症が進行していると、麻酔が効きにくくなったり、あらゆる治療で痛みやすくなったり、治療完了後の傷の治癒が遅くなったりします。
そう考えると治療自体をしたくなくなるかもしれませんが、本当に治療しないでいれば、もちろん痛みが消えることはありません。

 

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

「大井町駅」から徒歩4分にある歯医者・歯科
『山手歯科クリニック』
東京都品川区東大井5丁目25−1 カーサ大井町 1F
TEL:03-5783-6480

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